月日総合の考え方と算出方法
月と太陽は、地球を含めたそれぞれの天体運行上の位置関係によって、地球に対して周期的な引力変動の影響を及ぼしている。
月と太陽が地球に及ぼす引力は、その質量と地球との距離によって決まり、ほぼ8対2の割合だとされている。
さらに、月と太陽と地球の軌道面はそれぞれにズレをもっており、また、その軌道も真円ではなく楕円であり、僅かながら周期的に近づいたり遠ざかったりしている。
つまり、月と太陽が地球に及ぼす引力は、2次元平面上での@三者の相対的な軌道上の位置関係、A楕円運動による遠離近接、B3次元空間上での軌道面のズレ(黄道上の黄緯度の差)などの要素によって変動している。
(最も大きな要素は@で、AとBの要素を数値的にどの程度に評価すべきなのかは難しいが、月−地球距離は約10%ほど変動するという。つまり、引力の変動は、10%x10%で21%変動するといわれている)。

いずれにしても、月と太陽の引力は、地球上の海洋に潮汐をもたらしていることは確かで、@の要素で大潮や小潮が、おそらくBの要素も複合してアマゾン川のポロロッカや中国・杭州・銭塘江の大逆流などが見られるのだろう。

海嘯(かいしょう)
ポロロッカ
アマゾン川を遡上する潮流。
世界でも非常に珍しく、世界一の水量を誇るアマゾン河口ならではの波が見られる。
 2月、3月、4月がもっとも大きな波が現われるといわれているが、年によって9月から12月にも見られることもある。
大自然の営みなのでその時によって波の大きさは変化する。
この現象は新月と満月の大潮の時期に発生し、大西洋の海水が川をさかのぼる。その速度は時速16〜21Km、その轟音は何キロも先まで響きわたるという。

杭州・銭塘江の潮(大逆流)
銭塘江では、旧暦毎月1日から5日と15日から20日の間に大潮がみられる。特に旧暦8月15日前後が最大になるという。旧暦の7月8月の間の「秋分」の前後は潮の落差が大きく、しかも、この時期は台風の季節でもあり、銭塘江の流量も比較的多く、河川に海が流れ込み、それで天下唯一の奇観といわれる秋の潮が形成される。

The Moon age calender http://www.moonsystem.to/ では、上述の@〜Bの要素をまとめ、月と太陽が地球に及ぼす引力の影響を総合して「危険度」という指標を提案している。

  詳しくは、
    危険度グラフ  http://www.moonsystem.to/graph.htm
    危険度グラフの算出方法 http://www.moonsystem.to/calc.htm
    概念的なもの  http://www.moonsystem.to/graph/danger.html
  などをご覧下さい。

筑紫が示している「月日総合」は、このmoonsystem氏が算出している「総合値」というものを借用している(「危険度」は採っていません)。
「総合値」は、月と地球の距離、月の位相、太陽との距離、月と太陽の黄緯度、などを総合したものである。
「月日総合」は、輝面比で表している月の位相(朔・新月−上弦−望・満月−下弦)とは一致していない。つまり、必ずしも新月だから、満月だから、という風には言えない訳である。

月日総合値は、moonsystem氏のフリーウエアMoon32.exeを利用して基礎データを算出し、それをエクセル上で加工して作成したものである。

月日総合値の計算式はこちら